住宅ローン繰り上げ返済をしすぎるともしもの備えが不安になる問題

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家のイメージ

我が家は毎年繰上げ返済をする計画だったのですが、繰上げ返済を頑張りすぎるともしもの時の資金が不安になると思うようになりました。

今は20年固定期間が終了するまでは繰り上げ返済資金を貯蓄することで、将来の不安への備えとしたいと考えています。

借り入れ期間を減らそうと頑張って繰り上げ返済している方も多いと思いますが、もしもの時の資金を準備していないと大変なことになる可能性もあります。

繰上げ返済は支払利息を減らすことができお得だが、それ以外のリスクも考えておいた方がいいのではないか

住宅ローンを組む人の多くが35年ローンで借りると思います。そのまま35年間ローンを払い続けるより、繰り上げ返済を頑張って借入期間を短縮した方が支払う利息が少なくなり、結果的に特になります。

私も30代半ばで住宅を建てたので、定年までにはローンを返却したいと数年間は繰上げ返済を頑張っていました。

ただ、その間に転職して収入のない時期があり、繰り上げ返済を頑張りすぎることで手元資金が心もとないのはもしもの時に不安だと思うようになりました。

そこで、去年借り換えを実行したこともあり、毎年繰上げ返済した場合、20年固定後に繰り上げ返済した場合、繰り上げ返済をしなかった場合の総支払額をシュミュレーションしてみました。

繰り上げ返済シュミュレーション条件

住宅ローン借入期間29年(20年固定)1500万円 金利1.12%

繰り上げ返済用貯金年間24万円 

毎年繰り上げ返済の金額 24万円  20年後、まとめて繰り上げ返済 480万円

20年固定終了後 金利2.0%想定 

項目毎年繰り上げ返済20年後、繰り上げ返済繰り上げ返済しない
返済期間20年21年29年
総返済額1675万円1730万円1775万円

毎月2万円づつ繰り上げ返済用資金を積み立てていたので、年間24万貯まる計算になります。毎年繰上げ返済する場合、年24万円づつ繰り上げ返済。

20年固定後にまとめて繰り上げ返済する場合は480万円をまとめて返済する想定です。

20年固定後の金利はどうなるのかわからないので2.0%を想定してみました。

これを見ると毎年繰上げ返済した場合、繰り上げ返済しなかった場合より100万円程利息を支払わなくて済むことがわかります。

我が家の場合は借入額が少ないので、支払う利息の差もさほど大きくないですが、多くの金額を借り入れている場合にはもっと支払う金額の差は広がります。

支払利息を減らすなら、繰り上げ返済を頑張った方がお得なのはわかりますが、住宅ローンの支払いは人生の長い期間続くためそれ以外のリスクに対しての備えもした方がいいと思われます。

長い人生には収入が少なくなる、なくなるなどの不測の事態が起きる可能性がある

住宅ローン返済期間にどんなことが起こるかわかりません。

会社の業績が悪くなり、ボーナスや給与の支給額が少なくなる可能性もありますし、リストラされることだって絶対ないとはいえません。

自分や家族が病気になり長期間働けなくなる可能性もあります。

突然収入が激減したり、なくなってしまったときに、ある程度の額を貯金していないと、直ぐにローンの支払いに困ってしまうことになります。

そうならないためにも、たとえ1年間収入がなくても生活していけるくらいの貯蓄は常にしておいた方がいいと思います。

それくらいの資金があれば、病気になっても治療に専念する、リストラにあってもじっくり新しい仕事を探すことが可能です。

これからの生活費をどうしたらいいのか不安になっていたら、不測の事態に対処することも難しくなりますので、手元資金はしっかりと貯めたほうがいいでしょう。

団信保険、病気特約のメリットを最大限、生かすために繰り上げ返済はほどほどにする

団体信用生命保険は住宅ローン契約者がなくなると、保険から住宅ローン残債が支払われるため、残された家族は住宅ローンを支払う必要がないです。

住宅ローンに特約としてつけられている、ガン特約、3大疾病特約、6大疾病特約は特定の病気になったり、その病気の症状が重篤な場合に住宅ローンが1/2、全額保険から支払われるという保険です。

ガン以外の病気ではよほど重篤にならないと保険の適用条件にならないのですが、ガンなら完治しても住宅ローンが保険から支払われるのでお得な特約だと思われます。

例えばある人が住宅ローン借り入れから毎年30万円づつ、10年間繰り上げ返済をして亡くなった場合、その後の住宅ローンは保険から支払われます。

もしこの人が繰り上げ返済をしないですべて貯金していれば、残された家族に300万円の現金を残してあげられます。

この場合、繰り上げ返済するより貯金した方が残された家族のためになっています。

もちろん、自分や家族がいつなくなる、病気になるのかは誰もわかりませんが、繰り上げ返済を頑張るのが一番だとも言えないこともあるのはわかると思います。

団信保険、病気特約はそんなもしもの時の備えとなる保険ですので、そのメリットを最大限いかせいるように繰り上げ返済はほどほどにしておいた方がいいかと思います。

繰上げ返済用の資金は貯金しておけば、将来的にまとめて返済することもできますし、将来への備えとして置いておくこともできます。

繰上げ返済したお金を、後でお金に困ったから返してくれといっても戻ってくることはありませんが、貯金しておけばどんな事態になっても対応することができます。

まとめ

住宅ローン借り入れ当初は、住宅ローンは繰り上げ返済した方がお得だから、生活を切り詰めてでも繰り上げ返済を頑張らなければいけないという思いを持っていました。

その後、考えてもいなかった転職を経験して、10年固定終了まで考えていなかった借り換えも4年目で行う中で繰り上げ返済至上主義に疑問を感じるようになりました。

繰上げ返済よりも、もしもの備えとして貯金を優先することの方が大事なんじゃないかと考えるようになり、団信保険、ガン特約のメリットを生かすなら繰り上げ返済時期はできるだけ遅らせた方がいいと今は考えています。

将来予測できない事態が誰の人生でも起こる可能性はあります。

その時に備えることができるように、繰上げ返済を資金を貯金してみてはどうでしょうか?